ゆっくりと(悪性リンパ腫闘病記録)

悪性リンパ腫になってからの記録

病名確定まで(所感)

しこりに気付いてから、病名が決まるまで一年。
結構長かったです。
今思えば、二重顎になってると指摘されたけと、喉が腫れてたのですね。
人間ドックでもわかりませんでした。

自分の体を気にかけ、いつもと違うときは病院に行くことが大事だと思いました。
体の変化や不調を、太ったとか筋力が減ったとか、精神力が落ちたとか、自己判断してたのが間違いでした。

癌ってデリケートな病気だけど、私が知ったのは、耳鼻科の先生の独り言。
その時は頭がついていけてなく、「はぁ。。」っていう反応しかできませんでした。

その日、帰宅してから、癌という言葉が頭にじわじわと浸透して、インターネットで検索。
生存率は怖くて見れなかったです。

次に考えたのが、子ども達の事。
自分が死んだ場合のシミュレーションを頭の中で。。まぁぎりぎり大丈夫かな?と納得。

その次に親にいつ言うか悩みました。
ショックを受けるだろうから兄に相談。
(糖尿病である兄に、どうやら私も大病しそうだから、何かあったら面倒見れないんで、お兄ちゃん、きちんと病院に通ってね。と、余計なことを言ったら。。母に言いつけられた!)

何も知らず、病名が確定してから伝えたら、、
。。これが失敗で、黙ってたことをもの凄く叱られました。
母にしたら隠されたことがショックだったようで、身内への連絡は、タイミングが難しかったです。

腫瘍があるとわかった二回目以降は、それほどショックはありませんでした。
あー、やっぱりそうだったのね。
なら、きちんと病気の原因や治療を調べよう。という方向に気持ちが向きました。
元々、家庭の医学書とかを読むのが好きなので苦ではありませんでした。

自分が不幸とかは考えてません。
死ぬんじゃないかと、恐怖はありましたが、それは乗り越えられました。

仕事や生活で無理しない、と決めてから、
自分がやらなきゃというストレスから解放されて心穏やかに日々を過ごしてます。
なんとなく、爆走する私に誰かがブレーキをかけてくれたのかなぁ。と思ってます。