入院10日目(ジーラスタ投与)
入院10日目(2016年6月)
5:00まで2時間おきに目が覚める。眠れない。
採血の後、寝る。
朝食は完食。洗顔、歯磨き、ストレッチ、そしてまた寝る。
昼食も完食。
食後に紅茶。暖かさが心地良くそのままうとうと。
抗がん剤投与から1週間たったので、ジーラスタ(持続性G-CSF製剤)を皮下注射。
どろっとしているので薬が入るとき痛いと聞いていたけど、それほどでもない。
※G-CSFは、白血球の一種である好中球の分化増殖を促進する。
30分後、体調について聞かれるも、特に何も感じなかった。
今後、1週目(抗がん剤投与)、2週目:(ジーラスタ)、3週目(治療なし) となる。
体がダルく、うとうとしているか、雑誌を読んでいるかで1日を過ごす。
<副作用 骨髄抑制>
骨髄抑制について、私が医師に聞いたり、本で読んだことも交えて、まとめてみました。血液のことは、もっと複雑なのですが、ざっくりと。
抗がん剤は細胞分裂が活発なものに作用します。
それは、がん細胞はもちろん正常細胞にも影響があります。
骨髄では細胞分裂が活発に行われているので、やはり影響があり、白血球や赤血球、血小板が減少してしまうそうです。
1.白血球減少について
白血球が減少すると、感染しやすい状態になります。肺炎や敗血症になります。
怖いのは肺炎。結構、簡単にかかっちゃいます。と医師に言われました。
以下は入院中の白血球の変化です。
だいたい、2日おきの検査でしたから、抗がん剤1週間後から値が下がっています。
(L:基準値より低い、H:基準値より高い)
白血球数(WBC)(基準値:3.25~8.75[単位1000/μl])
R-CHOP前 | ジーラスタ後 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3.0L | 6.0 | 4.7 | 2.7 | 9.9H | 1.2L | 7.8 | 4.2 | 4.8 |
好中球(NEUT)(基準値:40.30~71.70[単位%])
R-CHOP前 | ジーラスタ後 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
67.5 | 84.5H | 80.0H | 69.4 | 92.8H | 52.6 | 84.3H | 81.4 | 73.7H |
抗がん剤投与前から白血球数が少ないのは、元々のようです。
過去の健康診断結果をみると、2.5~3.0、つねに基準値を下回ってました。
感染予防として、毎日、バクタ配合錠(細菌を殺す薬)を飲んでいます。
あと手洗い、うがいをこまめに。
白血球が下がるとき(抗がん剤投与後1週間~2週間)は、生ものは避けるよう言われていました。
最近(2014年?)ジーラスタができたので仕事しながら通院ができるようになった。と言われました。
それまでのG-CSF製剤は血中半減期が短く、予防投与が認められていなかった。
外来通院は、何回も受診して検査して、値がよくない場合に注射していたようです。
2.赤血球減少について
赤血球が下がると倦怠感、めまい、動悸、息切れの症状がでます。
私もこの症状がでてきました。
主に倦怠感と息切れです。少し動くとすぐ息があがりました。
あれ?こんなに体力なかったっけ?っていう感じです。
実は、、階段を降りるだけなら大丈夫だろうと、調子にのって降りたら、、、、
途中で息があがり、ふらふらして怖かったです。
あのとき、転んでたら、、血小板の値も下がっているし、、反省しています。
なお、赤血球は少なすぎる場合、輸血となります。
病室で何人か輸血バッグをぶら下げていましたし、
外来で処置室に入ると、輸血をしに来ている方がいらっしゃいました。
3.血小板減少について
ケガをすると出血が止まらなくなります。
臓器が出血すると危険、とどこかに書いてありました。
うー、表をもう少し綺麗にまとめたかった。はてな表記は良くわからないです。