ゆっくりと(悪性リンパ腫闘病記録)

悪性リンパ腫になってからの記録

ちょっと休憩(寛解後1回目)

大寒波の日、風が強く寒い。たくさん着込んで、寛解後、初めての受診。


出かける前に、ちょっと思いついて、「人間ドック検診成績表」を鞄に放り込む。

電車に揺られながら、今日は何を質問しようか?
。。と思いながら、ついついスマホでニュースやtwitterを見たり、仕事の考えたり、
思考がぶんぶん飛んで落ち着きがない。漠然とした不安で心が重い。
結局、病院に到着するまで何にも考えず。


さて、一か月ぶりの病院。久しぶりだー、まずは血液検査だっけ。
土曜日はとても空いていて、検査の待ちはなし。
いつも通り針が刺さる様子を凝視。うん、今日はうまい。全然痛くない。

血液内科に行って、ソファーで順番待ち。
ふっと顔をあげると、仕事のお客様によく似た方がいて「どきっ」とする。
ふーっ、白衣にマスクって恰好は、皆同じ人に見える、心臓に悪いよ。

ようやく落ち着いて、手帳に今の症状、質問したいことを書き出す。
思いついたまま書き出し、再度読み返して不用なものを消していく。
限られた時間だから、質問は明確に、答えやすいものに絞ろう。


。。そんなうちに順番が回ってきた。

「こんにちはー、どうですか?調子は」と先生に尋ねられ

よし!さっそく、と
「体が痛いんです。」
「かがんだり、立ち上がるときとか筋肉痛みたいな感じで足とか腕とか。。」
と勢いよく話始めたところ、

「あれ?血液検査の結果は全く問題ないですねー」と返事。

先生曰く、抗がん剤の副作用だったら、手足の指先の痺れはあるけど、
体の筋肉痛のような痛みは思いつかない。とのこと。
結局、寒さとか気候の影響かもしれない(+ステロイド躁状態だったから今までわからなかった?)という意見。

うーん、あんまり納得できない。
ただ、①時間の経過で痛みは確実に減っている②薬飲まなくても耐えられる、ので、
もう少し、筋力をつけながら様子をみよう。と自分で決める。


続けて、先生から血液検査結果の説明。

白血球は3000/μlでやや低め、でも昔から低いので、問題なし。
IgG(これはB型細胞が作る免疫)は、1024mg/dLで前よりあがってきて問題なし。
腫瘍マーカー(sIL-2R)は380U/mL(11/26採血)。今まで一番良く正常値になった。


私の質問のターン。

過去3回分がのっている「人間ドック検診成績表」をとりだし、見てもらう。
最新が今年の11月末でちょうど抗がん剤終了後の結果が含まれている。

1)肝臓系
  今日、検査をしていない「γ-GTP」が高いので、次回の検査に追加。

2)尿検査
  白血球反応(+)は、軽い膀胱炎にかかった時なのでOK

3)血清反応
  リウマチ因子(621.4、990.9、125.0)。基準値0~15に対してものすごく高い。
  話の中で先生に高いと伝えていたけれど、今まで先生から反応なかった。
  CRP(炎症反応)も0.1とそれほど高くない。
  でも、実際の数値を見て、先生も気になったらしく、
  次回リウマチ関連の検査をすることになる。

続けて、
生理がなくなった伝える。
薬の副作用で一時的に止まる事はあるけど、閉経には年齢的に早い。
このままだと骨粗鬆症になる可能性があるので、様子を見て産婦人科に相談。となる。

これは聞いてよかった!。
質問しづらいけど、生理ない方が楽~、なんて思っちゃたけど、体に影響があるなら対応しておきたい。

もういっちょ。
産業医面談があるけど、何か伝えることありますか?
寛解」て言えばよい、とのこと。残業とかは自分の気持ち次第でどうするか決めてよいですよ。と、

あともう一つ。内容は内緒(笑)
聞いた瞬間、先生は「にやり」と笑って、それは大事。いいんじゃない。と、
ふふっ、先生わかっているじゃないですか♪

処方をオーダするとき、寝付けないので入眠剤をお願いする。
今までは院内処方だったけど、ルールが厳しくなって院外処方になる、との事。
「すいませんね。電子カルテの設定が変わって、院内でだす理由を入力しなければいけないんですよ」
またまた、「にやり」
もー、先生、そんな意味ありげな顔をしなくても(笑)


友人が車でお迎えにきてくれて楽々帰宅。
些細なことを話して、笑って、心が軽くなって暖かくなる。
いつもありがとう。

次は2月末。このまま何事もなく、5年経ちますように。


追記:今まで意識的にあったことだけ書いてましたが、加納さんの本を読んで、書き方を変えました。
なるべく心の動きも書くようにしています。